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山梨県水産物商業協同組合は、食生活の変化、大型店の進出を始とする販売競争の激化や経営者の高齢化など、魚屋を取り巻く経営環境は大きな危機に面しています。
そこで、もう一度、商売の原点に立ち返りお客様を大切にしながら、この時代を乗り越えるために『いちば塾』〜明日からは、勝組!!〜をテーマに平成十四年十一月に開講し、市場の休場日前夜に組合の会議室で開催しています。
講師には、中小小売業のトータルコンサルティングの上條資男先生を迎え、専門店の条件、店舗、販売・仕入管理をはじめとする数値管理などの経営手法や不況・不振対策、また、塾生の店舗診断や視察研修を交えながら行ってきた。
店舗診断では、その店で「できていること」「できていないこと」を確認したり、店舗空間や陳列、照明器具などを活用し見やすい商品展示をしながら、来店客の購買意欲を喚起し買物がしやすい環境を創出することが本来の店舗の役割であることを学び、視察研修では、県内の大型店や人気のスーパーなどを見学し、品揃え、陳列、客層、またその店におけるオリジナル商品やサービスについて学んでいます。
塾生達は、意見交換や情報交換なども行い、今後引き続き、経営管理や視察研修なども交えながら「魅力ある小売店」づくりを目指しています。
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