■平成17年(2005)2月号

山梨県中小企業団体中央会機関誌■平成16年度中小企業組合活性化情報

２月号の紙面から

主な内容 　●２００５中小企業団体新春交流会を開催 　●平成１７年度経済産業省関係税制改正のポイント 　●息吹 　●情報連絡員の業界の声「赤帽山梨県軽自動車運送協同組合　市瀬貴彦理事長」 　●景況情報 　●県内トピックス　活動あれこれ 　●特集「レッツトライ！１７年度注目事業」 　●Ｈｅｌｌｏ！事務局「山梨県理容生活衛生同業組合事務局」 　●MEET　ＴＨＥ　理事長「甲府北部自動車整備協業組合　中野正雄理事長」 　●スタディールーム「人のやる気を引き出す」 　●ジョブサポートだより 　●研修日誌

　
２月号詳細記事
　
■２００５中小企業団体新春交流会を開催
　　　今年のテーマは「知恵と勇気で活力を出そう」

　中央会では、１月８日（土）に「アイメッセ山梨」で２００５中小企業団体新春交流会を開催した。
　イラク紛争に解決の兆しが見えない中、暮れにはインドネシア・スマトラ沖の地震・津波で２１万人を超える犠牲者を出す天災が発生し、国際的に緊張、不安が高まる中、国内においても大型台風、新潟中越地震と天災が相次ぎ、平成１６年はまさに「災」の年であった。また、経済面においても輸出関連の大手企業に景気回復の声が聞かれるものの、中小企業にはその実感はなく厳しい状況が続いた１年であった。
　この様な中、組合関係者が閉塞感を払拭し、不況に力強く立ち向かう企業家精神の活力を取り戻して、元気溢れる経営を展開していくことを目的として実施した。
　当日は会員組合等の組合員に加え、行政、関連団体等の来賓ら併せて約２，０００人が参加し、交流式典、講演会、交流会が賑やかに行われた。
　参加者は情報交換や交流を通じて、今年の中央会のテーマである「知恵と勇気で活力を出そう」を確認し、新たな活動を誓い合った。
　
式典
　式典は、参加者全員による国家斉唱、内藤悦次副会長の開式の言葉、続いて宮川睦武会長が「昨年は災いの年であった。三位一体改革が推進されているが、地域の活性化なくして日本の再生はない。中小企業は人体で言えば血液、中小企業の弱体化に繋がるようでは困る。今年は中央会創立５０周年となる。様々な記念事業を計画しているが、「中小企業の森」と題して大規模な植林・植栽事業を準備している。中央会は今後も皆様の先頭に立ってしっかり働いていくこと誓う。」と主催者挨拶を行った。
　引き続いて、来賓を代表して山本栄彦山梨県知事、小沢鋭仁衆議院議員、保坂武衆議院議員、中島眞人参議院議員、辻彌山梨県議会儀長、荻野浩山梨県商工会議所連合会会長から激励の挨拶がなされた。
　次いで祝電披露を行い、渡辺彬副会長の閉式の言葉で式典は終了した。
　
ミニコンサート、講演会
　式典終了後は、おおたか静流さんのミニコンサートが行われた。おおたかさんはジャズ、民族音楽を経て、現在は多様な分野において歌唱活動を行っており、教育テレビ「にほんごであそぼう」の音楽プロデューサーとしても活躍している。「荒城の月」などの懐かしい唱歌や、観客を舞台にあげて一緒に歌う、優しく楽しいコンサートが繰り広げられた。
　続いて、講談師の宝井馬琴師匠が「歴史に学ぶ戦略」として、戦国時代の天下を競った武将である、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、上杉謙信などの人間像をユーモアたっぷりに語った。参加者は大いに笑いながらも、組織のリーダーである戦国武将のエピソードの中にいくつかの教訓を見出した様子であった。
　
交流会
　滝沢守副会長の開会の言葉で始まり、宮島雅展甲府市長、萩原幸男山梨県商工会連合会会長の来賓祝辞、則藤誠司商工中金甲府支店長の乾杯に続き交流、懇談に入った。
　参加者は例年のとおり支度された、餅、甘酒、焼きそば等の手作り料理や会場で解体されたマグロに舌鼓を打ちながら歓談で盛り上がった。
　また、初売りコーナーでは山梨県水産物商業（協）、高根クラインガルテン企業組合、宮川食品、甲府酒販（協）、甲府菓子工業組合、富士吉田織物（協）などが用意した福袋等に大きな人だかりができ賑わった。
　
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