■平成17年(2005)1月号
山梨県中小企業団体中央会機関誌■平成16年度中小企業組合活性化情報
1月号の紙面から
主な内容
●新年あいさつ
●県内トピックス 活動あれこれ
●新春特別企画 年男・年女 抱負を語る
●ジョブサポートだより
●山梨県シルバー人材センター連合会案内 |
1月号詳細記事
■新年あいさつ
知恵と勇気で活力を出そう
山梨県中小企業団体中央会 会長 宮川睦武
新年あけましておめでとうございます。会員の皆様には、平素から本会の事業運営につきまして格別のご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、イラク派遣、北朝鮮からの拉致家族の帰国やアテネ五輪での日本勢の活躍など国際的な話題に尽きない年でありましたが、地震や台風による災害も例年になく多発し、「災」の年でありました。この様な中で、本会では新潟県中越地震の被害に際し、会員の皆様方からのご協力により、いち早く災害救援物資を被災地に届け、積極的な支援活動も実施したところであります。
さて、中国を中心とした世界経済の好況を背景に我が国の輸出も増加し、それに伴ない民間設備投資も引き続き堅調に推移する中で、緩やかながらも日本経済は回復基調にあると言われています。しかしながら、中小企業の個々の業界をみますと売上・収益等は伸び悩んでおり、このため企業の活力は減退し、いまだ我々中小企業には景気回復の兆しは実感されておりません。
本来、我々中小企業がそれぞれの地域経済において果たしている役割は大きく、地域の活性化がなくして日本の再生はありえない訳ですが、その原動力は我々中小企業であり、人体で言うならば血脈が中小企業であります。
バブル崩壊後、十数年が経過し「いつか、自然に良くなる」という他力本願の考えが、通用しないことが明らかな今こそ、我々自らが「知恵と勇気で活力」を出して、この苦難な時代を乗り超えて行かなくてはなりません。
本会は、今年創立五十周年の記念すべき年を迎えます。厳しい経済環境にありますが、半世紀にわたり、組合関係者の皆様のよりどころとして、組合の成長と発展に努めて参りました。
今年は酉年でありますが、酉は「取る」に転じて福を掻き集める縁起物として象徴化されており、様々な財宝を取り込む縁起の良いものと言われております。また、災い転じて福となすとも言いますので、甲申の申年には去ってもらい、今年こそは心機一転、気持ちを新たにし、福を呼び込み明るい年にしようではありませんか。
今後とも更なる組合並びに中小企業の発展のため、皆様の大いなる奮闘をご期待し、今年1年が飛躍の年となりますことをご祈念申し上げまして、私の年頭の挨拶といたします。
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