■平成16年(2004)3月号
山梨県中小企業団体中央会機関誌■平成15年度中小企業組合活性化情報
3月号の紙面から
主な内容
●若年者の参加者が大幅に増加 求人求職ガイダンス
●国税電子申告・納税システムがスタート
●息吹
●金融アラカルト「商工中金甲府支店」
●景況情報
●一問一答「やってみよう財務自己分析2 収益力の分析その㈪」
●県内トピックス 活動あれこれ
●通常総会における注意点
●ジョブサポートだより
●研修日誌
●支所だより |
3月号詳細記事
■若年者の参加者が大幅に増加
求職者約200人が参加し、求人求職ガイダンスを開催
中央会では、地域求職活動援助事業「求人求職ガイダンス」を2月12日(木)昭和町「アピオ甲府」において開催した。ガイダンスは、最近景気が上向いていると言われているが中小企業にはまだまだ実感が沸いていない中、人材採用によりこれからの積極的な経営拡大を目指している企業と経験・やる気・技術・技能を持った求職者の就職ニーズとのマッチを目的に開催したもの。今年は、若年者の参加者が大幅に増え、若年者の就職難が浮き彫りになった。
ガイダンスは、本会会員組合の構成企業をもとに製造業、運送業、建設業、印刷業、介護事業、警備業、情報サービス業等求人企業61社、求職者約200名が一堂に会して開催された。
開会式では、山梨県商工労働観光部三井部長に続いて、当会宮川会長が「中小企業の経営を支えている要素として『金融』と『人材』のふたつがある。特に中小企業にとって『人材』は重要であり、年齢にかかわらず、やる気と技能を持った優秀な人材を常に求めている。優秀な人材を見つけだし、各社の更なる発展を図っていただきたい。」と求人企業に対し挨拶するとともに、求職者に対し「中小企業では自ら挑戦していく積極的な人材を求めている。できるだけたくさんの企業を回り、自分のやる気、経験、能力、資格等を積極的に売り込んで就職に結びつけてほしい。」と主催者の挨拶を行った。続いて、共催団体の社団法人山梨県シルバー人材センター連合会、後援団体の山梨労働局・各ハローワークの紹介を行った。
会場では、求人企業ごとのブースを設けて、求職者は、参加企業名簿の仕事内容等を参考にしながら、希望する企業ブースを訪れて人事担当者と個別面談しながら企業概要や採用情報である仕事の内容、給料、休日、勤務時間等の説明を熱心に聞いていた。特に、当日は4名の採用決定があり、よい結果となった。
また、各種相談コーナーとして、山梨労働局・ハローワークの設置したハローワーク相談コーナーや社団法人山梨県シルバー人材センター連合会等が設置した各種相談コーナーには、求人企業や求職者が就職に関する相談や各種助成金等に対する質問を行うために多く訪れていた。
参加企業の多くは、今後もガイダンス等に参加したい意向を持っており、中央会としても中小企業の優秀な人材の確保に積極的に取り組んでいく。
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