■平成16年(2004)1月号
山梨県中小企業団体中央会機関誌■平成15年度中小企業組合活性化情報
1月号の紙面から
主な内容
●新年あいさつ
●県内トピックス 活動あれこれ
●新春特別企画 年男・年女 抱負を語る
●ガーデニング
●さんぽ道
●求人求職ガイダンス案内
●山梨県シルバー人材センター連合会案内 |
1月号詳細記事
■新年あいさつ
一陽来復(いちようらいふく)
山梨県中小企業団体中央会 会長 宮川睦武
新年あけましておめでとうございます。会員の皆様には、平素から本会の事業運営につきましては格別のご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、前半はイラク戦争、新型肺炎の影響等により景気は低迷状態が続いておりましたが、後半は設備投資の増加や輸出の持ち直し等の動きもみられ、長い不況もやっと回復かと思われたものの、中小企業の個々の業界をみますと、需要の盛り上がりに欠ける中で、売上・収益等は伸び悩んでおります。このような中で、企業の活力は減退し、いまだ中小企業には景気回復の兆しは実感されておりません。
また、県内経済では、後半に入り設備投資の動きが出始め、緩やかながら持ち直しの傾向がみられたものの、全般的には足踏み状態が続いており、依然として厳しい状況には変わりがなく、先行き不安感はぬぐいきれず、産業界に身を置く我々にとりましては引き続き厳しい1年でありました。
今年は甲申の申年となりますが、この年は次の時代に向けて確かな種子をつくる年と言われております。中小企業が日本経済の活力の源泉として今後とも重要な地位を占めていくためには、自らの殻を破り新しい種を育て上げていくことが求められております。景気回復という種を育て上げれば、中小企業に豊かな、明るい未来をもたらしてくれることでしょう。
そこで、今年の中央会の活動理念を「一陽来復」といたしました。「一陽来復」とは、冬が去り春が来ることであり、すなわち悪いことが長く続いた後で、ようやく良い方向へ向かうことであります。景気が悪いと手をこまねいている時ではありません。中小企業に暖かい春の日差しが早く差し込んでくるよう、今年こそは時代に沿った知恵とやる気を発揮して頑張ろうではありませんか。
景気の回復と元気な中小企業の復活を目指して、皆様の大いなる奮闘をご期待し、今年1年が飛躍の年となりますことをご祈念申し上げまして、私の年頭の挨拶といたします。
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