■平成15年(2003)12月号
山梨県中小企業団体中央会機関誌■平成15年度中小企業組合活性化情報
12月号の紙面から
主な内容
●デフレの下、全国大会を東京で開催!
●レディース中央会フォーラム2003
●コラム「息吹(いぶき)」
●景況情報
●金融アラカルト(山梨県消費生活センター)
●Q&A「書面による労働条件の明示を」
●県内トピックス 活動あれこれ
●新加入組合紹介「甲斐飲食業協同組合」
●栄誉
●連携組織強化月間
●青中だより
●ぐんないだより
●研修日誌
●ジョブサポートだより
●中小企業総決起大会
●中国訪問記 |
12月号詳細記事
■レディース中央会フォーラム2003
〜経営に女性の感性を活かそう〜
11月13、14日の両日、組合関係女性経営者等全国交流会『レディース中央会フォーラム2003』が山本栄彦山梨県知事、宮島雅展甲府市長ら多くの来賓を迎え、本県で開催された。県内外から女性経営者、経営者夫人、組合の女性役職員ら約600人が参加した。
全国中央会副会長・山梨県中小企業団体中央会 宮川睦武会長が主催者のあいさつを、同女性部会 深澤紗世子会長が主催県女性部会としてのあいさつを述べ、分科会、講演会、懇親会などが催された。
分科会では、女性経営者らの代表が経験発表を行い、第1分科会は、本県で一般廃棄物収集運搬業を営む堀内満喜子社長(?クリーン環境センター)が、「今でこそ環境はイメージがアップしているが、20年前は3Kの代表で嫌われる職種のうえ、男性社会の中で時として女性であることが悔しかった。しかし、女性特有の粘り強さと忍耐力、使命感を持って自分自身を高めることで克服してきた。今後は、従業員と共にオンリーワン企業を目指して努力していきたい。」と熱く語った。
第2分科会は、青森県の浅虫温泉の女将 移川鞠子社長(?浅虫観光ホテル)が、「クレーム処理がお客様との距離を変える。男性と女性の感性の違いは大きい、だからこそ努力は惜しんではいけない。何事にも一生懸命に行うことが大切だ。」また、「浅虫温泉おかみの会で特産物を生かした料理を考案し、全国的にも注目を集め町の活性化に一役買っている。」と、観光PRも兼ねながら語った。
第3分科会では、愛媛県の松山左官業協同組合の山田富子専務理事が、「組合を誰よりも愛することが、組合の活性化に繋がる。”女性だから”ではなく、自らが行動を起こさなくてはいけない。」また、「不況のなかで、組合が頼りにする中央会の補助金が少なくなってきているがどうしたらよいのか。」など、活発な意見交換が行われた。
分科会終了後は、各分科会から感想報告がなされた。
講演会は、加藤タキさんを招き「もっと素敵な自分に」と題し、母であり女性初の国会議員である加藤シズエさんとのエピソードや介護、子育て、仕事についてなどが語られた。
懇親会は、地域を越えて300名が業種ごとにテーブルを囲み、情報交換や親睦を深めた。
翌日は、美術館や地場産業のワイナリー、宝飾、印傳の作業工程などを間近で見学した。
ワイナリーでは、県内産のワインを数種類に舌鼓し、大好評のうちに無事終了した。
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