■平成14年(2002)10月号
山梨県中小企業団体中央会機関誌■平成14年度中小企業組合活性化情報
10月号の紙面から
主な内容
●平成14年度第2回中央会理事会を開催
●山梨県最低賃金が改正ほか
●コラム「のろし」
●景況情報
●金融アラカルト(都留信用組合、商工組合中央金庫甲府支店)
●Q&A 「役員に対する交通費の実費弁償の取扱いについて」
●県内トピックス 活動あれこれ
●全国組合活動紹介
●新加入組合紹介 「甲斐食の匠協同組合」
●専門家講座 「景気動向と企業経営」中小企業診断士 白倉信司氏
●MEET THE 理事長「山梨県漬物協同組合 代表理事 長谷川清一氏」
●支所日誌 「マウント富士産業フェア開催」
●研修日誌
●組合ホームページ紹介 「身延ショッピングセンター事業協同組合」
●若者の声 |
10月号詳細記事
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若者の声 「コンビニ大好き!」
昨年、高校生に「将来住みたい場所」について聞いたことがあった。結果を簡単にまとめると約9割以上が「自然が豊かな場所」に住みたいと答えた。また8割以上が「交通の便が良い場所」、7割以上が「コンビニが近くにある場所」と答えた。この結果は高校生の意識を端的に表しているように思う。山梨県に住んでいて、自然に親しみを持ち、環境問題に関心が高い。しかし、不自由は嫌いで、無意識に便利・快適を求めている。
環境保護と開発は、相反するものであるが微妙なバランス感覚を持っている。誰でもそうであるが、迷惑施設は必要であると分かっているが、『自分の住んでいる場所だけには来て欲しくない』というのが人情である。
話をもとに戻すと高校生は食料品、雑貨等を買うのにコンビニをよく利用する。主婦はスーパーマーケットを利用するのが一般的である。彼らにとっては、コンビニは「ミニショッピングセンター」である。本が読めて、コピーが出来て、公共料金の支払いも可能で、飲み物、食べ物、下着、電池、ノートにカセットテ−プ等などなんでも手に入る・・・。
そこで、コンビニの選び方から、こだわりの利用方法などについて、甲府市内の3つの高等学校の生徒343名に協力してもらいアンケート調査を行った。結果は甲府市周辺ではセブンイレブンが圧倒的に強いことが分かった。そして理由としては場所が良い(近い)が多く、次に商品が良い(おいしい)が続いた。
彼らの率直な声を、次に紹介する。
*新商品(流行モノ)は必ずチェックする。デイリーにはそこにしかないモノがある。店員の接客態度が気になる。店員と仲良くする。前から2番目の商品をとる。安くてボリュームのある食べ物を選ぶ。立ち読みする。500mlの飲み物はペットボトルではなく、紙パックを買う。(その方が40円安いから)暇つぶしに行く。店員がカッコイイから行く。ゴミになるので袋は基本的にもらわない。まごころが欲しい。味が良いかどうかで選ぶ。1円玉のおつりはもらわない。食べ物は400円以内と決めている。きれいで清潔が一番。店員が可愛いから行く。おでんは汁が濃いときに買う。品揃えの多さで選ぶ。500円以内で弁当、飲み物などを買う。賞味期限を見てから買う。チョコエッグの動物を集めていた。友だちに協力してもらい、キャンペーンの皿をゲットした。
いずれにしても高校生はコンビニが大好き。夜明るく、開いているので集まる場所にもなっている。私の学生時代には、コンビニは無かった。夜は店が閉まっているのが当たり前だった。現在のように眠らない店が増え、若年消費者をターゲットにした販売が拡大していくと、若者のライフスタイルにも影響があるかもしれない。(県教委派遣研修生 奥山誠一)
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